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社会福祉法人恵泉会の原点

1950年、まだ日本の至る所に戦争の傷跡が残っている頃、名古屋市守山区の東谷山において、主に家庭に恵まれない幼児のための民間の児童養護施設として恵泉館(定員30名)が創立されました。

1953年、入所児童の実態に合わせて、児童養護施設(定員30名)から知的障害児入所施設(定員40名)に施設の種類を変更しました。

 

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名古屋市守山区東谷山から春日井市に移転

1958年、春日井市に移転して、小学校分校(障害児学級)設置し、機械工作や縫製の職業訓練を開始しました。

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社会福祉法人として認可

1960年、社会福祉法人恵泉会の設立が認可されました。

1965年、移転当時の木造の児童棟と管理棟を鉄筋コンクリート二階建に建て替え、1974年の総合増改築で、重度棟(定員20名)を増築と、講堂及び体育館の改築などにより、ほぼ現在の姿となりました。

 

2つの成人施設を開設

名古屋市守山区下志段味において、1979年に成人のための入所更生施設親愛館(定員40名)を、1980年に通所授産施設一進舎(定員30)を開設しました。

社会の変化と福祉制度の大幅な変更への対応

 

親愛館と一進舎について

2012年、親愛館と一進舎を統合。しだみ学園と改称。生活介護と施設入所支援の事業を行う障害者支援施設として再出発しました。

生活介護の事業では、しだみ学園に通う学園生も、しだみ学園内に居住している学園生も、同じ様に、日中の活動時間に教育・訓練を受けます。新しい制度では、施設入所支援は、学校の寄宿舎の様な位置付けになります。

 

恵泉館について

2000年、恵泉館は、半世紀にわたる児童の入所施設としての役目を終え、本法人の原点である小さな子どもに立ち返り、発達に遅れや偏りのある幼児の発達促進及び適応改善に取り組むための知的障害児通園施設になりました。

2012年からは、児童福祉法の改正により知的障碍児通園施設が児童発達支援センターとなることに伴い、名称を春日井こども学園に変更しました。

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これからの社会福祉法人恵泉会

物質的な豊かさから、精神的な豊かさへの転換の必要性が指摘されるようになってから、かなり長い年月が経過していますが、最近の、新自由主義、経済、効率、収益などが強調される現状は、精神的な豊かさへ向かうものではなく、様々な社会的な歪が発生している原因であると考えられます。

従来から社会福祉法人が担ってきた事業も、企業の営利活動に近い収益重視という鍋の中に放り込まれてしまいましたが、本法人は、このような社会情勢に怯むことなく、そういう時代だからこそ、精神的な豊かさに向かうこと、人間の恢復には如何にあるべきかを、発信していきたいと考えています。

社会福祉法人恵泉会法人本部 ・ 児童発達支援センター春日井こども学園

〒486-0822 愛知県春日井市熊野町3150番地 TEL0568-81-4534 FAX0568-81-4446

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